【ポケモン剣盾シングルレートS5最終718位】ネットリル中低速サイクル
皆さんはじめまして、ケンソンと申します。
今回目標であった3桁順位を初めて達成したので構築記事を残したいと思います。
拙い文章ですが、よろしくお願いします。
<構築経緯>
環境にいるパーティーとは少し変わった構築を使いたいと思い、S5前期の使用率TOP10(参考:https://pokesol.com/data/swsh-stats10)を使わないことと、初手ダイマックス構築のように決まった行動パターンをする構築ではなく、複数の選択肢を臨機応変に選ぶことのできるサイクルパを意識して構築を組みました。
一番最初に色違いがいたのでそこから構築を考え始めました。
ねばねばネットを張った後のエース枠として、を採用。
と相性の良い受けポケとしてを採用。
試運転をしているうちにネットを張らないが腐る場面が多かったため、これの改善策としてトリルを使うことを考えました。
ネットを張っても張らなくてもと相性のよいポケモンを考えた結果、最速トリルを思いつき採用。
次の問題点として相手のがきつかったためスカーフを採用。
最後に、特殊に安定して後投げができに殴り勝てるポケモンで、上記5匹と相性の良いポケモンを探した結果、突撃チョッキを採用しました。
<個体紹介>
オニシズクモ@神秘のしずく 水泡
性格:慎重
技構成:アクアブレイク/とびかかる/ミラーコート/ねばねばネット
努力値:175(252)-100(76)-135(180)- * -167-62
素早さが遅いため、ネット張り+1の行動をするため耐久に努力値を割いています。
元々特防の種族値が高いため、性格補正を乗せるだけで大きく特殊耐久が変わるほか、ほかのステータスに割ける努力値が多くなります。
また、半減で受けられるタイプには物理技も多く防御に厚くすることで後出しが安定したり、2回行動できる場面が増えます。
水技は特性とアイテムによりそれなりの火力が出るため、トリル後にエースとして活躍させることができます。
参考として、アクアブレイクが皮のはがれたH4をちょうど確定1発くらいです。
アーマーガア@バンジの実(1/3回復実) ミラーアーマー
性格:腕白
技構成:アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/羽休め
努力値:205(252)-107-172(252)- * -106(4)-87
選出率圧倒的1位の最硬の守護神。
を筆頭に物理アタッカーにはとても強く、後出しも安定しました。
鉄壁を一度積めば、陽気パッチラゴンの先行電撃嘴(ダイマックスなし、威力補正アイテムなしという前提)を、受けきることができるくらい硬いです。
急所と一撃必殺は知りません。
HB特化で物理アタッカーのダイマックスをこちらがダイマックスを切らずに対処できることが多かったので、非常に重宝しました。
残りの4振りをSでなくDにしたのは、ネットを考慮してもS4振りにメリットが薄いと判断したことと、少しでも耐久を上げたいと考えたからです。
パッチラゴン@命の珠 張り切り
性格:陽気
技構成:電撃嘴/ドラゴンクロー/燕返し/炎の牙
努力値:166(4)-152(252)-110-90-90-139(252)
ダイマックス率1位の最攻の破壊神。
ミラーで負ける可能性を減らしてASに極振りしました。
ネットがあればダイジェットを1度積めば大体抜くことができ、張り切り電撃嘴で受けループを崩壊させてきました。
竜技が逆鱗ではなく、ドラゴンクローなのは技の打ち替えや交代ができることを重視したためです。
シャンデラ@気合の襷 貰い火
性格:臆病
技構成:オーバーヒート/シャドーボール/エナジーボール/トリックルーム
努力値:136(4)- * -110-197(252)-110-145(252)
特性は、アーマーガアに飛んでくる炎技に対して無傷で着地することが出来るため貰い火を選択、持ち物はトリルの行動を保証するために気合の襷を選択しました。
ネットを張った状態であれば(クリアボディじゃなければ)を上から殴れる高火力特殊アタッカーとして運用し、後続のなどで殲滅できそうな場合はトリル要因として使用します。
トリルはこのパーティーが中低速ポケモンで構成されているため、相手の選出を考慮して使う必要があり、なかなか使うのが難しいですがやをエースにしたり、が上から鉄壁を積むことができてよかったです。
炎技がオーバーヒートなのは炎技をダイマックス以外で連打することが少なかったため、瞬間火力を求めてオーバーヒートを選択しました。
初手出しからの初手トリルは基本せずに、対戦の状況に応じて使うイメージです。
サーナイト@こだわりスカーフ トレース
性格:臆病
技構成:ムーンフォース/サイコキネシス/マジカルフレイム/癒しの願い
努力値:143- * -86(4)-177(252)-135-145(252)
スカーフを持たせた補助技以外テンプレ型です。
構築内のバンギラスによる砂嵐などの定数ダメを減らすため、HではなくBに4振っています。
受けループには、で半壊させることができたりするので、相手の行動を縛る必要を感じなかったなどの理由から補助技をトリックから癒しの願いに変更しました。
対戦終盤に体力が削れていたり状態異常になって機能が停止しているポケモンを完全回復することができるため、相手のパーティを確認した後にで詰めるか別のポケモンで詰めるかを選択できたのが強かったです。
特に、サーナイトをダイマックスして相手を荒らし、ダイマックス解除後にスカーフで相手の上から選択するという動きが強かったです。
サブウエポンはが多かったためマジカルフレイムを選択しましたが、草4倍弱点が環境にもう少し増えていたら、エナジーボールにするつもりでした。
バンギラス@突撃チョッキ 砂起こし
性格:意地っ張り
努力値:99(192)-196(200)-130- * -135(116)-81
特殊受けとしては非常に硬く、火力も十分にあるためサイクル戦を有利に回すことに貢献してくれました。
などにも十分役割を持てるように突撃チョッキを持たせました。
火力はHに振っているを落とせるくらいで調整し、残りの努力値を耐久調整に使っています。
ダイマックスを切ることも多かったため、総合耐久を上げるダイアースとダイスチルを打てるように技を選択しました。
チョッキ持ちなので補助技を入れられないことが、玉に瑕という印象でした。
<選出について>
選出については、これを絶対に出すというものはなく相手のパーティーに応じてその都度変えてました。
以下にいくつかの選出パターンを載せておきます。
@は相手に合わせて選んでください。
・パターン1
+ or + @
ネット後に詰めていけそうな場合。
ネットは無理矢理張らず対面不利の時は引き、後続で処理が厳しくで対面処理ができそうな場合は処理を優先しましょう。
を選出したときは、対戦の中盤から状況に応じてトリルを張ることを意識します。
基本サイクルを回し、数的有利を作ることを最優先します。
特に@がの場合は瀕死直前であっても残すことを意識します。
・パターン2
+ +
選出率TOP6のみで構成されたパーティにはこれを投げていました。
水ロトムは焼けてもいいのでで削ることを優先します。
対戦中サイクルを回していると、対面の時に読みの悪巧みかマジシャを撃ってくることが多かったです。
それに合わせてアーマーガアにダイマックスを使って、ダイスチルを撃てると試合運びが楽になりました。
・パターン3
+ + @
主にの並びに選出しました。
での上をとれるようにねばねばネットを張ることを強く意識します。
張れていない場合はなどで相手をします。
・パターン4
+ + @
に対して強く出る選出。
初手を警戒してを先発にしています。
ダイマエース++についてはこの限りではないですが、読み外して初手スカーフなどから来た場合パーティが半壊するので注意しましょう。
・パターン5
+ + @
主に、受けループに対して選出します。
で削りを入れて崩壊させ、等で止まったときはなどに引いて削ります。
入りは、@をにすることでエナジーボールで狩ることが多かったです。
終盤は、削れたをで回復させると相手が絶望します。
主な選出パターンはこれくらいだと思いますが、他の選出も十分に考えられます。
以下に@を考える材料を記します。
ネット展開や、単純にアタッカーとして刺さっている場合選出します。
ダイマックスを切ることもそれなりにあります。
「とびかかる」とタイプ相性のおかげで疑似物理受けとして使用可能です。
入りには大抵選出し、アーマーガアの代わりにを見ることもあります。 の岩石封じくらいなら二回耐えられるので撃ち勝てます。
ダイロックを切られたらさすがに厳しいですが、ダイマックスを早めに切らせたということなのでアドバンテージだと思います。
を筆頭に物理アタッカーにとても強いため選出率は高いです。
物理アタッカーで詰めてきそうな場合は選出します。
あまり刺さっておらず、がいるときはに任せます。
単純火力ですべてを破壊できそうな場合に選出します。
また、を他の2体で見れないときに選出します。
に対しては、水技読み後出しが可能ではありますが、対面しても襷で耐えられて返しの妖技で撃沈も多いので、1でも削って対面させたいです。
炎・霊技が一貫しているときに採用。
特性もふもふのポケモンがいた場合には選出します。
技の通りが良い場合はもちろん選出します。
また、他のポケモンの役割が多すぎる場合は回復要因として選出します。
特殊受けとして主に選出。
が相手にいた場合選出することが多かったです。
と同時に選出することがとても多かったと思います。
<重かったポケモン>
・・・ステロあくび展開をされるのが少しきつかったです。
・・・命の珠などを持っているとダイジェットに後出しした後に、ダイバーンを耐えないためダイマックスをに切って耐えるか、技を読んでサイクルを回して耐える必要がありました。
・・・と同様珠持ちだとダイマックスへの後出しで相手の攻撃を耐えきって枯らすことができません。こちらもダイマックスを切りましょう。
地震持ちだと、パッチラゴンがのほうが遅いのでつらいという面もあります。
・・・対面で基本相手が引いてくるくらいに有利なのですが、岩技持ちだと有利不利が逆転します。
しかし、そこまで岩技持ちは多くなかったので考慮しないで対戦していました。
撃たれたら外れることを願うか諦めてください。
で先に鉄壁を積めれば受けきれます。
<終わりに>
シーズン終了1週間前からこのパーティーで潜りはじめ、8勝ちこしの状態で約2万位くらいから、37勝ち越しの状態で718位になりました。
切断が多く、目標だった3桁順位にも到達したため、3桁が確定するくらいのところで今期は早めに潜るのをやめましたが、まだ順位があげれそうなポテンシャルを感じました。
記事の最初の画像でパーティを公開しているので、使用してみた感想・アドバイスなどございましたらTwitterアカウントを新設したので、Twitterにご報告をお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Twittter : @kenson_poke_sha